当時、私は、短期大学に通っていました。
常磐会短期大学です。
大学とは違って、カリキュラムがぎっしりと詰まっていたために、あまり学生生活を謳歌できていない自分がいました。
でも、せっかくの学生生活なのだから、思い切って何かに挑戦してみようと思い立ったのです。
それが、学生ボランティアでした。
このボランティアというのは、県内にある他の大学や短期大学の学生が集まって行うものです。
自分の学校以外に人とも出会えて、ボランティアもできて、きっと自分の視野が広がると思い、参加をすることにしました。
そして、あわよくば、素敵な男性と出会えるんじゃないかという期待も抱いていました。
そして、それが現実となるのです。
ボランティア初日、この日は、新しくボランティアに参加をした人が多かったために、歓迎会が開かれることなりました。
ボランティアに参加をしている学生たちが数多く集い、ご飯を食べたり、話をしたり、雰囲気の良い歓迎会だったと思います。
私自身も、他の学校の人とおしゃべりを楽しんでいました。
すると、目の前に、1人の男性が現れました。
この時、なぜだか今まで感じたことにないような感情がはじけました。
なぜでしょうか、あぁこの人なんだと思ってしまったのです。
すぐに、何がこの人なんだろうと思いましたが、明らかに今まで出会った男性とは違う感情を抱いている自分がいました。
その後、話をしているときにもなぜだか不思議な感情が止まりませんでした。
そして、歓迎会がお開きとなった時に、仲の良くなったもの同士でメールアドレスを交換しました。
例の男性も同じくです。
不思議な感情を抱いてしまったけれど、きっと、これっきりだろうと思いながら、別れました。
でも、これっきりではなかったのです。
次の日、男性からメールが届きました。
昨日のお礼が書かれているだけのなんのとりとめのない内容で、私も、なんのとりとめのない内容で返しました。
すると、返事が返ってきました。
そうして、私と彼のメール交換が自然と始まったのです。
結果として、私たちは半年後に交際を始めますが、付き合ったあとに、彼から衝撃の事実を知らされました。
それは、一目惚れだったということです。
よくよく考えてみると、私が彼に感じた感情も、彼と同じように一目惚れに近い感情でした。
どうやら私たちはお互いに一目惚れだったみたいです。
おかげさまで、付き合って4年の月日が経ちますが、今でも仲良しな2人でいられることができています。
この運命の出会いを永遠に続くハッピーエンドにできるように、これからも過ごしていきたいと思います。